TOEICの文法問題(特にPart 5)では、主語と動詞の関係から「能動態」か「受動態」かを判断する問題がよく出題されます。以下のポイントを押さえると、見分けが簡単になります。
Table of Contents
見分け方のポイント
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主語と動詞の関係を考える
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主語が「〜する」側なら能動態
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主語が「〜される」側なら受動態
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受動態の形に注目
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受動態は「be動詞+過去分詞(p.p.)」の形になる
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例:is held, was approved, will be sent など
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目的語の有無で判断
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能動態は「主語+動詞+目的語」の形をとる
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受動態は「主語+be動詞+過去分詞」で、目的語は不要(by〜で動作主を補足することも多い)
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by〜の有無もヒント
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「by+人/組織」があれば、その前は受動態の可能性が高い
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例題でチェック
文 | 主語 | 動詞候補 | 正しい態 | 理由 |
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The party will ___ tomorrow. | The party | hold / be held | 受動態 | パーティーは「開催される」側 → be held |
The host will ___ an event. | The host | hold / be held | 能動態 | 主催者が「イベントを開催する」→ hold |
The meeting ___ . | The meeting | postponed / was postponed | 受動態 | 会議は「延期される」→ was postponed |
An assistant will ___ the document. | An assistant | be sending / be sent | 能動態 | アシスタントが「書類を送る」→ be sending |
解き方の手順
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主語に注目
その主語が「動作をする」側か「される」側かを考える。 -
動詞の形を確認
be動詞+過去分詞なら受動態、それ以外は能動態の可能性が高い。 -
目的語やby〜の有無をチェック
目的語があれば能動態、by〜があれば受動態の可能性が高い。
この3ステップで、TOEICの能動態・受動態の問題は見分けられます。
補足アドバイス
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主語と動詞の間に修飾語(長い説明)が入っていても、主語の本体を見抜くことが大切です。修飾語は無視する
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TOEICでは時制(will, was, is など)とセットで問われることが多いので、時制も合わせて確認しましょう。