こんな悩みにお答えしたいと思います。
やはり何事もスタート地点が肝心です♪
つまずかないためにも勉強法などを知っておくことも必要ですよ。
- こんな記事
- 英語初心者がまずすべきこと3つ
- 英語ができるようになった人の具体的な勉強法
- 英語ができるようになるまでの期間
こんな人向け
- これから英語を勉強したい人
- 英語の勉強がつまらなくて続かない人
- 記事を書いた人
ブログの管理人 slowboat
京都府立大学卒業後、一年以上海外へ。
独学で英語をマスター。
TOEIC955点達成。
英語のおかげで本業の写真撮影の仕事も増えました!
[英語の勉強法]で検索すると、
- 文法書を毎日読む
- 発音をできるだけネイティブに近くする
- 週末は外国人の集まりに参加して交流する
- ネイティブが聞いても自然な英語を使いこなせるようになる
- 聞く、話す、書く、読むを全部やらないとだめ
などまだまだ出てきます。
でもこんなに全部できないですよね。
英語の初心者が勉強を始めるんだけれど結局続かない人が95%。
そうならないためにまず初心者がやるべきこと3つ
- 参考書で文法などの勉強をしない
- リスニングを鍛えることに集中する
- 勉強を毎日続ける
この3つをまず一年続ければ英語習得の光が見えてきます。
では詳しく解説します。
Table of Contents
❶参考書で文法などの英語の勉強はしない
はっきり言いますが、
文法は本で勉強する必要ないです。
最低限の文法だけで十分です。
参考書や文法書を見る時間があれば、英語をリスニングするほうが絶対いいです。
こちらの日本語を英語にできますか?
[なぜあなたは昨日図書館に行ったんですか?]
- Why did you go to the library?
これをゆっくりでもいいので英語にできるのであれば、基礎的な英語の文法はもう大丈夫です。
もしできないのであればNHKの語学講座の中学生の基礎英語 レベル1から始めましょう。
なぜ参考書や文法の本は見ないほうがいいの?
僕が実際英語を実用レベルまで頑張って勉強しようと思ってから、一度も参考書や文法関連の勉強をしたことないです。
TOEICの対策で少しやっただけです。
ただ英語を聞いて意味が分からなかったときに、確認することは大事です。
自分の6歳の息子を見てて思うんですが、皆さん日本語を話せるようになりましたよね。
誰一人として本から日本語を習っていないんですよ。
全員日本語を聞いて覚えて、覚えた言葉を話しながらうまくなっているんです。
そもそも日本語の文法をちゃんと説明できる人って、日本語学者ぐらいじゃないですか?
文法は話しながら、体で覚えたものですよね。
本を読んで理解したものではないです。
なぜか英語になると急に本から勉強しようとするんです。
そもそもそれが間違っています。
文法書や参考書より、ゆっくりと基本の英語を話してくれるラジオやテレビのプログラムをリスニングするほうがいいです。
実際イギリスなどの語学学校では、文法より先に、実用的なフレーズを勉強します。
フレーズをたくさん耳から聞いているうちに、文法も身につきます。
みんな苦手な過去完了
ほとんどの人が過去完了って苦手なんです。
- I have been there 3 years ago.3年前にそこに行ったことありますよ
こんな英文ですよね。
日本語の参考書を見てみると、
【完了】【経験】【継続】の3つの意味があります。
過去のある時点から、ある時点までに起きたことを表します。
こんな感じのとても理解できないような文章がページにどっさりと書いています。
日本語を研究しているあるアメリカ人は、日本人が書いた英語の文法書や参考書を読むのが好きなんだとか。
【考えたこともなかったようなことが書いているから面白い!】
らしいです。
そのアメリカ人が過去完了で思い浮かべるのは、
- 過去形は以前に一時的に起こったこと
- 過去完了は過去の長い時間に起こったこと
ただこれだけのイメージしか持っていなかったらしいです。
それが日本の参考書にはものすごく複雑に書いているので、ほんとに面白い、と言ってました。
日本の英語の参考書を時間をかけて読むよりも、リスニングをすることが大事。
基本的な文法も、子供向けのような簡単なリスニングをしているとすぐに身につきます。
中学高校とやったけど全く聞いたり話せるようにならなかった勉強法を繰り返すのは時間の無駄です。
英語は目で見たり書いたりして勉強するんじゃなくて、耳から聞いて勉強する!
ポイント
日本人が書いた参考書や、中学高校と同じような勉強法は、実用的な英語を学ぶものからはかけ離れています。
最低限知っておきたい文法
必要最低限の文法は、
- 文の中の名詞、動詞などの順番
- 過去、未来
- 疑問形
- 複数形
これくらいならNHKの基礎英語ですぐに身につきますよね!
先ほどの完了形は、[過去にあったことなんだな]、くらいで十分ということ。
また細かい【a】と【the】の使い分けなどは最初はいらないです。
そんなこと詳しく知らなくてもBBCニュースもわかるし、会話も問題ありません。
それよりもリスニングがしっかりできるかが重要です。
❷初心者はリスニングを鍛えることにまずは集中する
まず英語を勉強を始めた初心者の方は、リスニングに集中して取り組めばいいんです。
理由としては
- リスニングだけはゆっくりできない
- 会話が成り立たない
- リスニングができれば自然とほかの能力も向上する
リスニングだけはゆっくりできない
英語には
- スピーキング
- リスニング
- ライティング
- リーディング
の4つの要素がありますよね。
この中で、スピーキング、ライティング、リーディングはゆっくりやればいいんです。
ライティングやリーディングならネットや辞書で調べながらでもできますからね。
でもリスニングだけは、ネイティブのスピードについていけないと使い物にならないです。
ニュースやドラマもわからないし、会話も聞き取れない。
翻訳機でも使えばいいんじゃないの?という意見もあります。
でももしあなたが外国の人と会話するときに、相手がずっと翻訳機使っていたらどうですか?
友達になりたいとか、ビジネスをしたいと思いますか?
あんまり信用できないというか、いい気はしないですよね。
会話が成り立たない
基本的に相手の言うことがわからなければ会話が成り立たないですよね。
[何度も聞き返す]とか、[もっとゆっくり簡単に話して]、が続いてしまうと相手も疲れます。
相手の言っていることがわかるようになれば、ゆっくり簡単な英語で話せばいいんです。
A:私はロンドンを拠点にしてる貿易系の会社で働いてるんだけどあなたはどうなの?
I'm working at the trading company that is based in London. How about you ?
B:私はデザイナーです。自宅がオフィスです。
I am a designer. I am working at home.
これぐらいならできるようになるイメージがつきますよね?
リスニングができると自然と話せるようになる
リスニングができるとオンライン英会話でもなんでも、もう怖くないんですよ。
相手の言っていることは分かるんだから。
ゆっくりシンプルに話せばいいんです。
リスニングができると、ニュースやドラマも大体わかるので、インプットされる量が一気に上がります。
大量の英語のフレーズが毎日毎日山のように頭に蓄積されていくので、そこから話せるようになります。
子供は言葉を覚えるときに、なかなか話しださない子がいるんです。
そういう子供はたくさん聞いて、言葉をインプットしている状態です。
ある日突然ペラペラ話し出すことが多いんです
いろんなことを無理してやるよりも、リスニングをまず鍛えればいいんです。
全ての人がネイティブのように話す必要なんてない
冒頭でも触れましたが、
[英語の勉強法]で検索すると、とても普通の人にはできそうにないようなことを全部やれ、と書かれてるんです。
- 文法書を毎日読む
- 発音をできるだけネイティブに近くする
- 週末は外国人の集まりに参加して交流する
- ネイティブが聞いても自然な英語を使いこなせるようになる
- 聞く、話す、書く、読むを全部やらないとだめ
もっともっとあります。
でもこれあなたが、一日3時間の睡眠で全く集中力も衰えずに、記憶力も天才的、みたいなスーパーマンのような人じゃないと無理でしょ、普通。(笑
以前にノーベル賞を受賞した日本人の化学者がBBCでインタビューを受けていたんです。
研究者にとって英語力は必須条件。
論文も英語で書かないといけないし、研究も海外ですることが多いです。
でもその日本人のノーベル賞の化学者の話す英語ははっきり言って決してうまいとは言えない。
というか下〇でしたね。
でもその研究者は話すのは得意じゃなくても、当然ネイティブの英語は完璧にリスニングできるんです。
英語は自分の職業や目標を達成するための一つの手段に過ぎないんです。
本来必要な能力が1番、英語が2番。
上の化学者の例で言うと
- 研究力 > 英語力
英語自体を完璧に話すことがほとんどの人の目標ではないはずです。
最低限必要な英語力は、
- リスニングがほぼ完璧で、スピーキングは自分の言いたいことを表現できる
ことです。
またこんなこともよくあります。
英語が母国語じゃない欧米人同士がアジアなどの旅行先で英語で話しています。
一見ペラペラ話しているように見えるんです。
でも文法的には、過去形が使えなかったりとか、結構無茶苦茶だったりするんですよ。
ただリスニングはできるし、堂々と話してるのでそれっぽく見えるんですね。
旅行先で情報交換したり、友達を作ったりするには十分なはずです。
言い換えると、
- 英語ができるのはリスニングができるかどうか
- 一線で活躍してる人でも、話すのは得意じゃない人も多い
- 英語を完璧に話せることより、自分の職業ややりたいことの能力のほうが重要
❸勉強を毎日続ける
ここが一番大事なところ。
しっかりとした英語プログラムを利用して毎日勉強すること。
僕が独学で英語をマスターした方法も参考にしてください。
具体的な勉強法
リスニングを中心に勉強しましょう。
- リスニング8:スピーキング2
ぐらいの割合がいいです。
最初はリスニング10でもいいと思います。
僕が実際使っていたのは、NHKラジオ語学講座とオンライン英会話です。
NHKラジオ語学講座の使い方は
を参考にしてください。
オンライン英会話はこちらも参考にしてください。
無料あり:30代からマスターした僕がすすめるオンライン英会話3社
オンライン英会話は苦手、時間がない、という人もいます。
そういう人はNHKの語学講座をメインで勉強しても問題ないです。
実際僕も最初数年はオンライン英会話を使ってなかったです。
オンライン英会話を使うほうがもちろん成長は早いのは間違いないですが。
英語に自信がついてきたら使ってみることをお勧めします。
英語は毎日続けることが一番難しい
結局英語ができるようにならない人の共通点は[続けられない]こと。
英語って勉強してもなかなか効果が感じられないんです。
- 1か月頑張ったけどできるようになる気がしない。
- 3か月やったけどドラマが全然聞き取れない。
などでみんなやめていきますね。
英語はどれくらいの期間勉強すればいいの
リスニングがしっかりできるようになれば英語って使えるんです。
英語のニュースで情報を得たり、ドラマで楽しんだり。
僕の場合なんですが、
英語のニュースやドラマをどうにか6割くらいわかるようになるまでに
3~4年かかりました。
毎日ひたすら勉強して、です。
でもTOEICなんかは楽に聞き取れるんですよ。
当然自分のリスニング力はまだまだという感じでした。
ここからが長く感じました。
さすがに成長が感じられなくて、独学じゃ無理なのかな、と思った時期が何年もありました。
結局、ニュースやドラマをこれだけ聞ければいいんじゃないというくらいまでは、
10年くらいかかりました。
つい最近ですね。
どうにか目標としていた英語のレベルに達したのかな、と思っています。
個人差がありますからね、人によってはもっと早いと思います。
リスニングがこれくらいできるようになればスピーキングは少し練習すればすぐできます。
もう頭の中にはものすごい量の英語が蓄積されてますからね。
英語の勉強はそんなに時間がかかるの?
もし英語を1~2年勉強したら、ニュースもドラマもかなりわかるとしますよね。
そうすると20歳から語学の勉強を始めたら、30歳までには少なくとも3~4つくらいの言語をマスターできるはずなんです。
[10年勉強したら英語、フランス語、中国語、スワヒリ語のドラマやニュースが全部わかるようになりました!]
みたいな人がたくさんいてもおかしくないんです。
実際そんなことはあり得ないですよね、普通の人には。
もしかしたら言葉のマラドーナみたいな天才的な人なら可能かもしれません。
数万人に一人くらいはそんな人がいるんでしょうけど。
そういった人と比べてはだめ!
母国語以外を大人になってから外国語を習得している人の99.9%は長く頑張ってようやく話せるようになっているんです。
最後に英語初心者が単語を覚えるときに役立つ本やおすすめのドラマや映画
アルクキクタンシリーズ
単語も書いて覚えるんじゃなくて聞いて覚えてください。
一度やってみてください、本当に簡単に覚えられます。
英語習得に近道はないですが、これはほんとに時短できます。
楽しみでドラマや映画を字幕なしでたくさん見ることは本当にリスニングに役立ちます。
僕も暇さえあれば今でもドラマや映画をずっと見ています。
英語が簡単でおすすめなのは映画よりドラマです。
- 名探偵モンク
- デスパレートな妻たち
この二つは英語も比較的簡単なので一度試してみてください。
英語初心者がやるべきこと3つのまとめ
- 参考書で文法などの勉強をしない
- リスニングを鍛えることに集中する
- 勉強を毎日続ける
この3つを実践していけば自然に英語力がついてきます。
英語力をつけることに必要なのは[持続力]だけです。
数か月やって疲れてきたら少し休んでまたやればいいんです。
今6歳の息子にひらがなを教えているんです。
ひらがなの表をみながらどうにか書けるレベルだったんです。
でも今日何も見ずに急に書き出しましたね。
びっくりしました。
それをみて自分が英語を勉強してきた過程で、急に英語が聞き取れるようになったり、進歩したりしたことを思い出したんです。
皆さんも勉強を続けていたら、うわびっくり、っていう瞬間が確実に待っています。
がんばって1年勉強して、1年前に聞いていた英語をもう一度聞いてみてください。
はっきりと成長を実感できますよ。