こんな悩みにお答えしたいと思います。
- こんな記事
- TOEIC L&Rのパーフェクトスコアや難易度
- TOEIC L&Rで満点を取ると英語がペラペラなの?
- TOEICと他の試験の比較
- 勉強法
- 記事を書いた人
ブログの管理人 slowboat
京都府立大学卒業後、一年以上海外へ。
独学で英語をマスター。
TOEIC955点達成。
BBC WORLD SERVICEは完璧に理解できます。
英語のおかげで本業の写真撮影の仕事も増えました。
現在は妻と6歳の息子と暮らしています。
TOEICは多くの人が就職や転職のために受ける試験です。
- 満点は990点
僕は満点ではなかったですが、955点取ったときの英語力は、
- 英語ニュースは6割くらい、海外ドラマは5割くらいの理解力
- スピーキングは目標とはほど遠い
状態でした。
簡単に言うと、
【使える英語とは言えない】
英語力でしたね。
では詳しく見ていきましょう!
Table of Contents
TOEIC L&Rのフルスコアと難易度
TOEIC L&Rは何点で満点、割合は?
TOEICは10~990点のスコアで結果がわかります。
なので990点が満点になりますね。
900点以上取る人は、全体の4%、そこから推測すると990点は全体の0.5%以下。
ちなみに平均点は550点前後。
TOEICで860点以上のスコアがあれば、
Non-Nativeとして十分なコミュ二ケーションができる。
自己経験の範囲内では専門外の分野の話題に対しても十分な理解とふさわしい表現ができる。
Native Speakerの域には一歩隔たりがあるとはいえ、語彙・文法・構文のいずれも正確に把握し、流暢に駆使する力を持っている。
TOEICの公式ホームページにはこのように書いてあります。
これだけ見ると、
860点とれば英語の勉強はもう十分だよね!
と考えて当然。
僕自身が感じた難易度
分かりやすく書いてみます。
リスニングの難易度
- 普通レベルの映画
- 普通の海外ドラマ
- BBC WORLD SERVICE
- TOEICのリスニング問題
リスニングの難易度は大体これくらいのイメージです。
難しさの違いは単語数とか、ボキャブラリーの問題というよりは、
- 話すスピード
- 話すくせ
TOEICの問題の英語は、機械がゆっくり話しているような英語なんです。
通常の半分くらいの速さで、話すスピードも全く変わらないし、言い間違えもないし、発音も隅々まで正確。
でも通常の英語は、スピードも変化して、発音もリズムも人によってバラバラ。
よく間違えたり、はっきり発音しなかったりするんです。
TOEICの英語は、テニスのインストラクターが初心者用に打ってくれる、くせのないゆっくりしたボールと一緒。
ずっとインストラクターのくせのないボールばかりで練習していてもテニスはうまくならないです。
インストラクターとある程度練習したら、次は自分と同レベルの人と練習します。
くせがあったり、難しいところに打ってくる早いボールを打ち返すことでテニスがうまくなりますよね。
英語もTOEICばかりじゃうまくなりません。
以前に
海外ドラマや映画の英語が聞き取れなければ、普通の英語は聞き取れないよ!
といっていた人がいました。
それを考えるとTOEICの英語が聞き取れても、リスニング力としてはかなり怪しい、ことがわかりますよね。
955点取ったときは、TOEICの英語自体は完璧に聞き取れてました。
でも海外ドラマは半分くらいしか聞き取れなかったです。
リーディングの難易度
- 普通レベルの小説
- 英語ニュースのホームページ
- TOEICの問題
TOEICの問題をすらすら読めたら、英語ニュースのホームページは、ゆっくり辞書で調べながらなら読めます。
でも普通レベルの小説は読めないですね。
まあでもリーディングだけ見ると、ある程度のレベルにはあるのかな、と。
スピーキングやライティングは?
TOEICにもスピーキング、ライティングのテストがあるんですが普通受けないです。
就職や転職に必要ないから。
なので僕の場合はスピーキングは当然まだまだでした。
簡単なことは言えるけれど、ちょっと難しい単語やフレーズが出てこなかったり。
少し複雑な英作文でも苦労するような感じでした。
ビジネスの状況に応じて、いろんなフレーズを使い分けたり、相手を説得したりとか、むりむり。
TOEICで955点とってから何年も頑張って、ようやく最近ある程度まともに話せるようになりましたから。
またライティングなんてそもそもやってもなかったですからね。
TOEIC L&Rはリスニングとリーディングのテスト
【TOEICで英語の勉強やってるんだ】、といっても実際は簡単なリスニングとリーディングの練習しかやっていないんですよ。
英語の学習で簡単なリスニングとリーディングしかやらないということは、
ボクシングの練習で、ゆっくりしたパンチをよける練習ばかりやっているのと同じ。
速いパンチを受ける練習や、相手にパンチを撃っていく練習を全然やっていないんです。
ダイエットのためならいいですが、実際の試合では全然使えないですよね。
当然TOEICで990点のパーフェクトスコアを取ったからと言って、ペラペラなわけないです。
というよりも【話す】ことに関しては、ほんとに英語力があるかどうかも怪しいレベルなんです。
他の試験と比べてみた
国際的な英語の試験はいろいろあるんです。
受験者数やテストの科目を比較しました。
TOEIC L&R | 英検 | IELTS | TOEFL | |
受験者数 | 240万[国内] | 390万人 | 370万人[世界] | N/A |
テストの科目 | L R | L R S W | L R S W | L R S W |
L:LISTENING R:READING S:SPEAKING W:WRITING
参考 Test taker performance 2019 英検ホームページ PR TIME
TOEIC以外は全て、リスニング、リーディング、スピーキング、ライティングの4科目あるんです。
当たり前だけど、出てくる単語などが同じなら、難易度はほかのテストのほうが難しいですよね。
4つ練習しないといけないんだから。
昔からよく聞くんですが、TOEICは日本と韓国以外ではあまり知名度がないです。
TOEICの世界全体の受験者数は700万とかよく書いてあるんですが、日本と韓国がほとんどを占めてる可能性はありますね。
逆に考えてみると、TOEICは2科目だけなので点数は短期間で取りやすい!
- 就職などに使いたい ➤ TOEICでさくっと高得点
- 本物の英語の能力を上げたい ➤ 英検やIELTSでじっくり英語力を伸ばす
\TOEFL & IELTS を勉強している人はこちらもおすすめ♪/
TOEICを勉強していて、英検やIELTSを受けてみるのは無謀です。
でも英検やIELTSを勉強していて、TOEICも受けてみる、のは余裕ですよね!
長期的には英検やIELTSの勉強がいいけど、短期的にはTOEICのほうが簡単に高得点が狙える、ということ。
満点を取るための勉強法
TOEICに関しては、今まで解説した通りそれほど難しい試験じゃないんです。
通常の英語の勉強を毎日何年かやれば十分高得点が取れるんです。
みんな苦手な、話したり、書いたりする試験がないですから。
毎日、通常の英語プログラムでリスニングなどの英語力を伸ばす。
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テスト2か月前からTOEICの対策をする
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TOEICで得点が伸びる
このサイクルをやればいいだけです。
普段毎日英語の勉強さえしておけば、あとはテニスのインストラクターが打ってくれる、ゆっくりした球を打ち返すだけ。
- TOEICの勉強法はこちらに詳しく書いています。
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参考TOEICで900点を取る方法【取れない理由は極々簡単です】
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TOEICで満点取るにはどれくらい時間がかかる?
毎日、しっかりと学習して英語力をのばすことが必要ですが、
- 3年~4年あれば十分可能です。
一から始めてこれくらいですから、もうすでに勉強しているよ、という人はもっと早いですね。
テスト対策の勉強はアプリや参考書を効率的に使おう
2か月でサクッと効率よく終わらせましょう。
TOEICのテスト勉強ばかりやっていても英語力は伸びないので時間の無駄。
- TOEICの参考書についてはこちらに詳しく書いています
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参考TOEICおすすめ参考書【955点取った本全公開】
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参考スタディサプリTOEICは評判通り最強アプリ【8か月使ってみた】
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まとめ
今回紹介した内容は
- みんなが受けるふつうのTOEICの満点は990点
- 990点取っても別に英語力はすごいわけではない
TOEICは誰でも勉強さえすれば高得点が狙える試験なんです。
この記事を読み終えたら早速、英語力そのものを伸ばす学習を始めましょう!